最近、後のワイドショーやニュースで、「
タクシーのドライバー不足」という話を耳にしてことはありませんか?
人口の多い都会では主要駅のタクシー乗り場で長蛇の列ができていて、タクシーを待つ人々を見ると、イライラした表情で長時間待たされている様子がよくわかります。
一方、過疎化の進む田舎の地域では高齢の方も多く、バスや電車の本数が減少健康にあり、スーパーや病院に行くのにタクシーを利用する人も増えています。
東京や大阪など主要都市に限らず、全国各地でタクシーのドライバー不足が懸念されています。その背景として2020年以降のコロナ禍が大きな要因となっています。外出自粛によりタクシーの乗車件数が減少して、ドライバーの離職率が高くなりました。
ドライバーの高齢化による離職も多く、少子化が急速に進んできたことから若い年代のドライバーを確保するのが難しくなってきて、深刻な社会問題となっています。
全国各地のタクシー会社ではドライバー減少により、労働環境が大きく変化して、1人あたりの出勤日数と労働時間が増え、フル稼働で休みたくても休めない過酷な状況となりつつあります。
さらに2024年にはドライバーの就労環境を改善することを目的として時間外労働が制限されるようになります。
タクシーの乗車客は多いのにドライバーの人材不足で、タクシーの稼働台数が激減し、「空車は多いのにタクシーに乗れない」「タクシーの予約や手配がしにくい」といった現象が続いており、2024年以降はさらに激化していくのではと見込まれます。
各タクシー会社では運転手を募集して賃上げをアピールしても、ドライバーがなかなか集まらないのが現状です。
駅までタクシーに乗って電車で移動する人も多く、「終電に間に合わない」「駅や繁華街にタクシーがいない」といった問題を解決するためにも、改善するための本格的な取り組みが必要となってきます。
参照:
東京で深刻「タクシー、全然捕まらない」問題の原因